資金繰りコンサルタントとして活躍する『赤沼慎太郎』が選ぶ10冊。「本は著者の渾身の一冊」-後編-

著者の本気が成長させてくれる

私は本を読むのが遅いので、一冊読み終えるのに時間がかかります。特別読書が好きな性格でもありません。

 

それでも、本は自分が経験してきていないことを教えてくれます。自分の引き出しが増えていく感覚に近いです。それが自分の経験と結びつくとテンションが上がります(笑)。

 

また、仕事柄よく実務書を読みます。実務書は、何か知識に誤りがあるとその人の評判に大きく影響を与えかねないので、著者の渾身の一冊である場合が多いです。

 

私も本を執筆する際には、そのファクトチェックは細かく行ないますし、読んでくれる方にとって有意義なものとなるよう本気で書いています。出し惜しみも一切しません。先にご紹介した拙著、『危ない隣の会社の資金繰り』は、会社経営にとって資金繰りがどれだけ大事なのかをわかっていただけるように事例物語も含めながら書いた、私の渾身の一冊になっているので、経営者の方にはぜひ読んでいただきたいです。(資金繰りについては前編参照)

 

一冊の本から学び取れることは、全体のページ数から考えるとさほど多くないです。ですが、著者の本気が込められていることを感じると自分の中に染み込んでいく感覚があります。私はこの瞬間に、本からの学びを感じます。

 

思考は成功に結びつく

これまで読んできた本の中でも開業間もないころに読んで衝撃を受けたのが、ナポレオン・ヒル氏が書いた『思考は現実化する』と本田健氏が書いた『ユダヤ人大富豪の教え』です。

 

この2冊には親和性があります。ナポレオン・ヒルはこの本を書くに至るまで、多くの成功者たちに共通する「成功哲学」を研究してきました。「成功哲学」とは、その成功に至るまでの思考とやり方を合わせたものです。

 

成功者たちは先人たちの成功から思考を学んで、成功すべくして成功してきたということです。

 

一方『ユダヤ人大富豪の教え』は物語形式でお金の話を学ぶものです。ですが、そのお金の話を教えてくれる大富豪の思考は、お金に限らず、その先の人生を豊かにするヒントで満ち溢れています。

 

思考が自分の行動につながり、それが最終的には良い結果に結びつく。同じことを異なる視点で示したこの2冊は、形式や読みやすさは違えど、自分の思考次第で自分を成功に導くことができると示しているので、自己啓発でオススメできる本です。

 

私自身も、最初から思い描いていたような事業の展開ではありませんでした。それでも、1つ1つの案件に丁寧に向き合い、顧問先や勉強会の参加者の幅も徐々に広がっていきました。先人の成功の哲学から、成功をする思考を行動に示していくことがこれからも必要なことだと信じています。

 

Book List

「危ない隣の会社」の資金繰り』 赤沼慎太郎 (著) すばる舎

人を動かす』 D・カーネギー (著) 創元社

コンサルタントの「解答力」』 野口 吉昭 (著) PHP研究所

コンサルタントの「質問力」』 野口 吉昭 (著) PHP研究所

コンサルタントの「現場力」』 野口 吉昭 (著) PHP研究所

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』 本田 健 (著) 大和書房

思考は現実化する』 ナポレオン・ヒル (著) きこ書房

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