LINE社長 出澤剛氏 「1ギブして1テイクできると思うな」 “飽くなき挑戦と座右の書” -後編-

業界のトップを走る「プロフェッショナル」が薦める本とは?読書をもっと面白くする実名ソーシャルリーディングアプリReadHubが、独自インタビューをお届けするReadHubTIMES。日本最大級のユーザ数を持つメッセンジャーアプリ「LINE」のLINE株式会社代表取締役社長の出澤剛氏。出澤氏がLINEの歩みと自身の人生を本とともに振り返る。【Professional Library

 

長野県出身。長野県野沢北高校、早稲田大学卒業。

2001年ライブドアの前身オン・ザ・エッヂに入社。

2007年ライブドア社長、12年同社を買収したNHNジャパン(現在のLINE)取締役。

2015年4月よりLINE株式会社代表取締役社長に就任(現職)。

 

社長とは高度な雑用係である

現在私はLINE株式会社の代表取締役社長というポジションに就いています。私はボスとしてふんぞりかえっているのではなく、リーダーのように一緒に走る者であれるように意識しています。

会社の将来に関わる議論には積極的に自分から入っていきますし、国籍や職種などダイバーシティのあるオフィスの中でいろんな意見がある社内を1つの方向にまとめていくということの先頭に立ちます。

 

そういった意味では、社長に「高度な雑用係」という側面もあると私は認識しています。組織マネジメントから事務的な仕事、イベントでの登壇など、オールジャンルに取り組んできました。

難しい局面にぶつかったときも、時にはある種のゲームだと思って物事を俯瞰的、客観的に捉えることで、的確な判断をくだす。会社のためにできることはすべて行なうことこそが社長としての役割だと私は考えています。

 

1ギブして1テイクできると思うな

社会人入ってすぐ、私は生命保険会社に入社しました。そこで組織マネジメントの真髄を仕事の中で学びました。

70人くらいのいわゆるセールスレディのみなさんを一人の上司と共にマネジメントするという仕事でした。新卒社員で知識も経験もない中で、自分より年上の数十人ものベテランセールスをまとめるのは、かなり苦労しました。

1,2年くらい取り組んでいると、まずは信頼を勝ち取れるかどうかが大事であると気づきました。上から目線で偉そうに振舞うのはもってのほかで、とにかく相手との関係性をまず良くするのがどのマネジメントにおいても重要です。

 

その頃からのテーマで「ギブ&テイク」ではなく、「ギブ&ギブ&ギブ」。信頼関係はいっときの何かではなく、積み重ねがすべてで、1ギブして1テイクできると思ったら大間違いということですね(笑)。

信頼関係を作ることができれば、上司と部下が自然と同じ方向を向くことができるようになると思いますし、(前編でも)話したようにボスではなくリーダーでありたいと考える現在にも通じる部分だと思います。

 

最新情報をチェックしよう!