LINE社長 出澤剛氏 「1ギブして1テイクできると思うな」 “飽くなき挑戦と座右の書” -後編-

常識を見つめ直す

私は漫画も好きで、『AKIRA』や『風の谷のナウシカ』はとても好きな作品です。どちらも近未来以降の世界を描いた作品で、とても没入感があります。

小説にしてもマンガにしても良い作品に出合うと、残りページが少なくなってくると、「このままずっと終わらないで欲しい」と思いますよね(笑)。そんな物語のグルーブ感が感じられる作品が好きです。私が読書が好きになったきっかけの司馬遼太郎の『国盗り物語』も、そんな作品のひとつで、そこから司馬遼太郎の作品が好きになり、歴史に限らずいろんなジャンルの本を読むようになりました。

フィクションの物語には「常識を揺さぶる」力があります。自分の存在さえも保証されないような世界観の中で、没入していく自分とそこで見つめ直される現在の自分。その揺らぎが本を読むことの醍醐味だと思います。堅い文章が好きな方も一度試してみると良いかもしれません。

 

本だけではなく、常識を見つめ直す機会は本当に重要です。ビジネスモデルの消費期間が短くなっていることも話しましたが、身近な生活でも大きな変化を感じる日々。この中で、次のスタンダードを考えずに行動してしまうと、次の時代に置いていかれてしまいます。

日本国内最大級のプラットフォームとなったLINEも、次の時代でも大きな成長をし続ける企業であるために、「CLOSING THE DISTANCE」をミッションに、技術とコミュニケーションを軸に挑戦していきたいと考えています。

 

※インタビューをもとに作成
インタビュー・文章:高井涼史

Book List

これからの「正義」の話をしよう』 マイケル サンデル (著) 早川書房

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 ハンス・ロスリング (著), オーラ・ロスリング (著), アンナ・ロスリング・ロンランド (著) 日経BP

AKIRA(1)』 大友 克洋 (著) 講談社

風の谷のナウシカ 1』 宮崎 駿 (著) 徳間書店

国盗り物語(一)』 司馬 遼太郎 (著) 新潮社

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