“社長よ、勉強しろ。” 2社を上場に導いた『池本克之』が選ぶ必読7冊 -前編-

Believe Yourself (自分を信じろ)

大学卒業してからしばらくは、サラリーマンとして会社勤めをしていました。最初に就職したのはノンバンクの金融業。銀行からお金が借りられないような人にお金を貸し出す会社ですね。

 

お金を貸していた会社がハワイにホテルを購入していたのですが、その会社がキャッシュでの返済ができず、そのホテルで物納で決着という運びになりました。ホテルの管理者がいないのではどうしようもないということで、僕がハワイに行くことになったのです。

 

そこで出会ったのが、それまでの日本的・銀行的な会社文化とはかけ離れた考え方をもつ濱崎さんです。日本でのペプシコーラ販売が、アメリカのペプシ直系だった頃の日本のトップをされてた方です。

 

アメリカの大学を出て、アメリカ仕込みのマーケティングを学んで実績を積んできた濱崎さんに、ビジネスのやり方からモノの見方に至るまで様々なことを学びました。

 

しばらく2人で営業回りをした時期を経て、僕が1人でやってみるという日に言われた「池本、Believe Yourself」という言葉に、ビジネスマンとしての基礎を学ばせていただいた感謝と嬉しさを感じたことを今でも鮮明に覚えています。

 

見栄を張っていた時期もあった

ハワイのホテルから戻ってみると、案の定そのノンバンクの会社はバブル崩壊の煽りを受けて倒産しそうだったので、生命保険会社へと転職しました。

 

その保険会社では、保険の売り方を代理店の人に指南するという部署についていました。なかなかうまくいかない人に売り方を教えて、売れるようになっていくということにやりがいを感じました。このやりがいが現在のコンサルティング業につながっているかもしれません。

 

そんな中、保険を販売する代理店の人の中に、どうしようもないくらい嫌々に取り組んでいる人がいました。内心、そんなに嫌なら辞めてしまえばいいのに…と考えていましたが、その時に読んだ1冊の本をもとにその人を変えることができました。

 

それが『仕事は楽しいかね?』です。物語仕立ての短編で読みやすい作品で、日々トライすることや変化することなど、特別なメッセージこそないものの仕事に対しての考え方を振り返ることの出来る1冊です。

 

仕事が楽しくなさそうな人をどのように変えるか。組織を引っ張る人でそのメンバーのマネジメントに困っている人は読んでみると何か参考になると思います。

 

大学在学中に考えていた、起業をしたいという思いからその生命保険会社は3年ほどで辞め、いくつか個人事業を起こしました。サラリーマン向けのコーチングビジネスなどをやっていたのですが、あっという間に新規の案件がなくなっていき、なかなか食っていけなくなりました。

 

ただ、自分でやっていることを知人に胸を張って話していて後戻りできない状況でした。後に、代表取締役として株式上場まで導くドクターシーラボとの出会いはまさに奇跡でした。

 

たまたま知人の紹介でドクターシーラボのオーナーの城野さんからお声をかけていただいたのですが、その当時の僕の会社はクライアントが一社もなく危機的状況でした。それでも知人に対するのと同じように、事業は絶好調であると見栄を張っていると、ドクターシーラボもみて欲しいとのことでした。

 

今週会えるかと尋ねられたものの、予定がないのにもかかわらず「今週は予定がいっぱいなので来週でいいですか」と言っていたのは思い返すと面白いですね(笑)。

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