“社長よ、勉強しろ。” 2社を上場に導いた『池本克之』が選ぶ必読7冊 -後編-

選択と集中ができるかが重要

やはり、素晴らしいサービスを作り続けるためには、いい組織である必要があります。そして、それを実現するためには社長がどのように組織の中で振る舞うかということが非常に重要です。

 

ビジョナリーカンパニー』はかなり有名な本ながら、読んでいないのなら読んでおくべき1冊だと思うので、紹介しておきます。成功した企業と失敗した企業が学術的な面から分析されているので、企業の成功の科学のようなところを知ることができると思います。

 

そして、この本でも書かれているのが「選択と集中」です。有限の時間の中で社長がとるべき行動は、大事なことに集中して全力をかけるということです。長期的に見て、良い会社であるために必要なことを学べる1冊です。

 

これに関連して『7つの習慣』も名著として一読の価値ありです。この本の中にある7つの習慣のうちの第二の習慣、「優先順位をつける」は社長、社長以外に関わらず社会人すべてに必要な習慣です。

 

指摘されている、目先のことは緊急性が高く表面的なことなのだがどうしても気になってしまう。それだけに終始していると大事なところに時間を使えなくなってしまって、結局いい結果にならないのは、この本が一番整理されていると思います。

 

最近読んだ本の中でも、『帝国ホテルの料理の流儀』という本は、また違った切り口から仕事を捉え直すのによかったです。

 

選択と集中にも親和性があるのですが、属人化は料理人の世界をはじめ職人の世界で多く起きています。でも、それを帝国ホテルの料理長が変革しつつある。会社でも、社長がやらなくてもいいことをあたかも社長しかできないかのように、取り組んでいる人は少なくないです。

 

社長という立場についている人だけでなく、様々な組織のリーダーを務める人は、いかに選択と集中を使いこなすことができるかが、結果に大きく結びついてくるのだと僕は多くの本から学び取っています。

 

読書はタイムマシン

書籍は、他人の経験をその経験した人が時間をかけて活字にしてくれたものです。すなわち、その人が何十年もかけて身につけたものを2,3時間でざっくりと知ることができるのです。なので、僕は読書はタイムマシンみたいなものだと思っています。

 

自分の中に情報をインプットし、それが自分の持っている情報とミックスされた時にどのようなことを感じるのか、どのように行動に移すことができるのかが重要です。僕の場合は、自分の中の話の引き出しが増え、セミナーや講演などでの話に幅が出てきた時にそれを実感します。

 

組織づくりにおいても、読書は活用することができます。方法は、組織のメンバーに同じ本を読んでもらって、そこで感じたことを少しだけでも共有しあってもらうだけです。すると、共通言語のようなものが生まれてコミュニケーションに幅が生まれます。

 

読書は個人の学びのツールでありながら、人と人との結びつきでもあると僕は考えています。

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