JapanTaxi 社長 川鍋一朗が語る ドラッガーから学んだ経営と革新的な挑戦の秘話

業界のトップを走る「プロフェッショナル」が薦める本とは?読書をもっと面白くする実名ソーシャルリーディングアプリReadHubが、独自インタビューをお届けするReadHubTIMES。

「移動で人を幸せに。」とビジョンを掲げ、タクシー業界を最先端で引っ張り続ける川鍋一朗氏。川鍋氏が大きく影響を受けたというドラッガーの言葉と共に、日本交通社・JapanTaxi社での果敢な挑戦の秘話を語る。

慶應義塾大学 経済学部卒業、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社を経て日本交通入社。

2005年日本交通、JapanTaxiの代表取締役社長に就任し、2015年には日本交通の代表取締役会長に就任した。

その他にも、2014年に東京ハイヤー・タクシー協会会長、2017年に全国ハイヤー・タクシー連合会 会長に就任している。

本に背中を押してもらえる

ーー多忙な生活のなかで、どのくらい本を読みますか?

川鍋:マンガをのぞけば、だいたい月に2冊くらいです。マンガだと、時間ができた時にまとめ買いをして一気に1週間くらいで読み切ることもあります。

ただ、これまでの人生の中では、たくさんの本に出会い支えられてきました。私は多読派ではないので、自分が求めている情報を探して読むような感じです。

私の祖父は30歳の時に、日本交通を立ち上げました。そのこともあって、「日本交通の社長になること」が夢だった私は、20代をその準備期間と位置付けていました。そのため海外の経営大学院を出た後、マッキンゼーに入って、やっと2000年に日本交通社に入りました。

経営について考える中で、本を重宝しましたね。お風呂の中に本を持ち込んで、響いた部分には日付と一緒に線を引いておくんです。すると、また時間が経って読んでみると、前に読んだところと違う部分に線が引けて、新しい発見ができます。

本にすべての絶対的な答えがあるわけではないですが、自分が考えていることと近いことが本に書かれていると、勇気づけられます。なので、本はわたしの背中を押してくれる存在です。

ドラッガーが指摘した経営の本質

ーーその時に印象的だった本はありますか?

川鍋:2000年から2005年にかけて、手にとったのがドラッガーの本でした。たくさんのドラッガーの本を読んだのですが、その中でも『ネクスト・ソサエティ』『明日を支配するもの』『チェンジ・リーダーの条件』の3つは参考になる部分が多かったです。

それぞれの状況に応じて、必要な本は変わると思うので、どれを読んでみたら良いということはないですが、どれも良い本です。

「会社の目的は顧客の創造だ」この会社の本質をついた言葉は深く残っていて、その他の金言の数々に「ドラッガーが全部網羅している、、、」と衝撃を受けたのをよく覚えています。2006年にV字回復をした後には、ドラッガーの言葉も社是・社訓に取り入れたくらい、大きな影響を与えられました。

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