従業員全員がオーナーに?新しい組織の形”Co-Owned”を生み出す小泉大輔が薦める5冊。

新たな発見を読書からできるように

公認会計士になってからの約25年間は、年間で多い時は約300冊、少なくとも150冊以上は読んでいます。読書の方法としては、気に入ったテーマが見つかると、10〜20冊くらいテーマが同じ本を選び、まとめて読みます。一冊一冊を最初からじっくり読むのではなく、好奇心がわくような気になる論点に絞って、10〜20冊分、その論点の部分をコピーして、串刺しでまとめて読むと、かなり多面的に深堀って理解することができますね。

ただ、継続的に読書していると、どうしても自分が好きな分野の本に偏ってしまったり、また、自分の関心がある部分のみにアンダーラインを引くなど、パターン化してしまっていることに気づきます。そこで、少しでも新たな気づきを得るために、自分とは異なる分野で活躍している経営者仲間たちとフランクな読書会をしています。持ち回りで、メンバーがオススメする本を1か月に1冊決め、その本を読んで得られた価値をメンバーでシェアしながら食事する会で、2年くらい前から継続的に行っています。

仲間を通じて、自分が良い本と思えた本の著者に会える機会に巡り合えたこともあり、また、すでに読んだ本でも、自分が気づかない価値に気づけることが多く、とても有益だと感じています。読書をより多くの価値を得るために、新たな発見を提供してくれる環境に身を置くことが必要だと思います。

また、読書がきっかけの出会いは、本だけではありません。僕は、感銘を受けた著者には会いに行くこともあります。昨年は、どうしても、直接お会いして、お話を伺いたいと思い、何とかアポイントメントを取りつけ、アメリカにまで会いに行ってしまいました。著者への質問を考えながら読むと、その本への愛情も深まりますし、読書に対する真剣さも上がります。読書を楽しめる方法はこのように数多くあるので、皆さんも試してください。

自己の利益に捉われない経営を

株主第一主義に代表されるように、これまで企業は、競争することで成長を追い求めきました。ですが、これからの時代、社員や取引先、お客様など全てのステークホルダーの利益を考えることが必要だと思います。自己の利益に捉われないことが、長く続く会社の条件となっていくはずです。組織を率いる際に、この感覚を持てると良いですね。

 

※インタビューをもとに作成
インタビュー:青木郷師、文章:高井涼史

Book List


コーオウンド・ビジネス』細川 あつし/ 築地書館



ティール組織マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』フレデリック・ラルー/英治出版



社員に任せるから会社は進化する 』近藤 宣之/PHP研究所



THE CULTURE CODE ―カルチャーコード』ダニエル・コイル/かんき出版



非常識経営の夜明け』天外 伺朗/講談社

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