問題解決のハウツーを探すのが読書
私はいつも自分が課題を感じた時に読書をします。課題を解決するためだけに本を読むので、通読は基本的にしません。最近では、部下の課題解決に繋がりそうな本を読むことが増えてきました。課題を抱えている部下の顔を思い浮かべながら、解決につながるキーワードを探しながら読み、良いものがあれば部下に読んでもらうという流れです。もちろん、押し付けられて読むのは嫌だと思うので、他の人を経由してオススメしてもらったりして渡しますが(笑)。リーダーの役割は部下の成長を促すことだと思っているので、その一環として読書を活用していますね。
目標を考える時が一番楽しい
社会人の大半が目指す指標として、決めた目標の達成があると思います。結果を出す人の目標に対する考え方は、結果を出せない人とは異なっている。それを知って欲しいと思い、自著『最高の結果を出す 目標達成の全技術』を書きました。
結果を出す人は、高い目標を掲げて失敗してしまっても後悔はしないということを知っています。もっと言えば、目標を達成した瞬間よりも目標を立てている時の方が楽しいということを知っています。世間一般では、チャレンジをしないと後悔するということしか知られていないので、認識がズレていますよね。
誰しも目標を立てる時、失敗してしまった時のことを考えてしまいます。でも、その感情を前にコンフォートゾーンを抜け出して、ストレッチゾーンに入ることができるか。つまり、できないかもしれないが、できると信じて頑張れる状況になれるかが重要です。リーダーを務める人は特に部下のためにも、楽しく目標を立てることを意識してください。
稲盛和夫さんの著書『生き方』にも書かれているように、私たちはみんな周りに生かされています。だから、みんなが役割を持って生きていかなければなりません。リーダーをすることができるのであれば、リーダーの役割を果たす。一生懸命に組織のために尽くす、稲盛和夫さんのように「利他の心」を実践していくしかないと思っています。
※インタビューをもとに作成
インタビュー:青木郷師、文章:高井涼史
Book List
『お金と心を動かす会話術』浅川智仁 (著) かんき出版
『最高の結果を出す 目標達成の全技術』三谷 淳 (著) 日本実業出版社
- 1
- 2