弁護士ドットコム代表 元榮太一郎が語る 創業秘話とやり抜く力 “思えば叶う。継続は力なり。”

業界のトップを走る「プロフェッショナル」が薦める本とは?読書をもっと面白くする実名ソーシャルリーディングアプリReadHubが、独自インタビューをお届けするReadHubTIMES。

弁護士として初の東証マザーズ上場を、弁護士ドットコムにて経験した元榮太一郎氏。現職参議院議員としても活躍する元榮氏が、やり抜く力の重要性を創業秘話とともに語る。

※インタビューはオンラインにて実施させていただきました。

<経歴>

平成11年に司法試験合格、平成13年弁護士登録を経てアンダーソン・毛利法律事務所入所。平成17年1月独立開業し、法律事務所オーセンス設立。平成17年7月弁護士ドットコム株式会社設立。平成26年12月弁護士ドットコムが弁護士として初の東証マザーズ市場上場。24回参議院議員選挙で初当選(現職参議院議員)。

偏らないようにしながら効率的に

ーー弁護士ドットコム代表として、参議院議員として、ご多忙な日々を送っておられますが、普段の情報のインプットはどのようにされていますか?

元榮:効率的に情報収集ができるようにしつつも、あえて様々な情報チャネルをチェックするようにしています。

普段から新聞を3紙、ネットニュース、統計データ、テレビ、SNSなどをチェックしています。最新の情報を知るためだけなら、これらをすべて見る必要はないと思うのですが、偏った情報を得てしまうのを防ぐのが目的ですね。

ただ、効率はやはり重要です。例えば読書についてもそうなのですが、自分に必要な内容を選び取って読むことを意識しています。よくある手法で、目次を先に見て必要なところを読むことが多いです。

また、本を読まずとも、著者のインタビューやエッセンスの入った書評で、筆者の主張がわかる場合もありますよね。中田敦彦さんのYoutubeチャンネルなどは、よくまとめられていて勉強になるので拝見させてもらっています。

 

リーダーは1人で物語が始まる

ーーとても洗練された情報収集ですね。本については、どのように選ばれているのでしょうか。

元榮:話題になっている本や人から薦められた本は読んでみることが多いです。

これは本だけではなく、映画やネット記事も同様に、SNS上で話題になっているものをチェックしています。話題になるかどうかで、読む価値や見る価値が一程度スクリーニングされていると思っていて、良いコンテンツに出会うコツとして実践しています。

 

ーー最近で、どなたかにオススメされた本で良かった本はありますか?

元榮:現群馬県知事の山本一太さんに紹介していただいた、リーダーシップの旅。出版自体は少し前のようですが、最近読んで良かったと思えた本でした。

リーダーシップをはじめから持っている人はいない。リーダーは1人で物語が始まる。はじめは1人でも、何かを強く思い続けていれば段々とそれに続く人が現れ、増えていく。

こういった部分にとても共感しました。というのも、弁護士ドットコムのスタートがまさにそうだったからです。

 

元榮:2005年に弁護士事務所を退所して、弁護士ドットコムのアイデアを色々な人たちに話したところ、なかなか共感してもらえず「あり得ないよ」とたしなめられたり、心配されたりしました。

そもそも、弁護士ドットコムは、かつて「一見さんお断り」が当たり前だった弁護士のサービスを、ツテがない人にも機会を与えたいと考えた当時としては常識破りのアイデアでした。

インターネット上で使えるサービスだったので、まずは弁護士に無料で登録してもらうことから始めたんです。しかし、当時の常識からは理解されず、進んで登録をしてくれる人はほとんどいませんでした。

弁護士時代の先輩や友人に、「義理でいいから」と言って1件1件足を運び、2年ぐらいかけてやっと200人くらいの登録にこぎつけられました。まさに孤独なスタートだったと思います。

そんな中で、最初に目を向けてくれたのはマスコミでした。「読売新聞」と「朝日新聞」に、弁護士ドットコムの取り組みを取り上げていただき、その後にフジテレビの「めざましテレビ」の新聞読みのコーナーにも取り上げていただきました。

この辺りから、段々と弁護士の方々が応援してくださるようになり、現在では全国の弁護士の約半数にあたる約19000人が登録してくださっています。

創業当初は、8期連続の赤字をたたいてしまうほどでしたが、おかげさまで現在では毎年サービスも業績も成長できています。リーダーシップの旅は、苦しかったときを思い出しながら読んでいました。

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