プレゼンの神様『澤円』が薦める5冊。”読書は物事の解像度と捉え方を変える”

業界のトップを走る「プロフェッショナル」が薦める本とは?日本マイクロソフトで“プレゼンの神様”の異名を持つ澤円氏。澤氏がビジネスマンにお薦めする5冊をご紹介する。プレゼンターやマネージャーを務める人は必見。

立教大学経済学部卒。生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年、外資系大手IT企業に転職。 ITコンサルタントやプリセールスエンジニアとしてキャリアを積んだのち、2006年にマネジメントに職掌転換。

幅広いテクノロジー領域の啓蒙活動を行うのと並行して、サイバー犯罪対応チームの日本サテライト責任者を兼任。 現在は、数多くのスタートアップの顧問やアドバイザを兼任し、グローバル人材育成に注力している。 また、美容業界やファッション業界の第一人者たちとのコラボも、業界を超えて積極的に行っている。 テレビ・ラジオ等の出演多数。 Voicyパーソナリティ 琉球大学客員教授。

Twitter:@madoka510

時代の流れに自分の強みが活きた

僕が社会人になったのは1992年で、コンピューターが今のように一人一台ない時代です。社会にコンピューターが浸透しきっていない時代から、僕はコンピューターを始めました。その3年後、Windows95が発売された1995年を境に、世の中に一気にコンピューターが浸透した。これにより、とんでもない数のコンピューターの初心者が表れました。それまでコンピューターを使ってなかった人が、使わないといけない状況になったんです。

僕は、IT業界ではポンコツエンジニアのポジションでした。しかし、結果的に重宝される環境が自分の外側にできました。そこで活きた能力が、プレゼンテーションによるテクノロジーの啓蒙です。この時、プレゼンとテクノロジーが両方共ワークした、僕にとってはありがたい時代でした。コンピュータが世の中に浸透していく中で、専門家ではなく、初心者にもわかる形で伝えられる人が求められた。そうなると僕はうってつけだったんです。

 

初心者でもわかるように伝える

まず、日本の大企業のエグゼクティブはITのバックグラウンドがない方が圧倒的多数です。ITバックグラウンドを持っていて企業のトップレベルまで上り詰める人はものすごく少ない。結果的にテクノロジーをあまりわかっていない方々が経営をしている状態です。その中で、その現実を課題だと思っている人たちも一定数います。しかし、その人たちがプログラミングスクールにいく時間はない。だから、本質的なところを理解してもらう必要がある。

経営の中でITが果たす役割やそのリスクを知ってもらう必要があります。それらを言語化してわかりやすく伝えるのが僕の役割です。抽象的な言葉に落として、なぜテクノロジーが重要なのかを言語化します。結果として本質的な事を理解してもらい、「わかる」、「語れる」という状態に持っていく。ここで気をつけている事は、抽象化でエラーを起こさないということですね。誰にでもわかる言葉が大切なんですけど、誰にでもわかるがゆえに本質的なところが抜けたら本末転倒です。

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