Tシャツだけで30億を稼ぎ出す『新開強』が選ぶ急成長のために必要な8冊。-前編-

失敗から学べるかがあなたを左右する

今でこそ経営を戦略的にできていると思いますが、アメリカ留学しかり個人事業スタートしかり、私はずっと直感を元に生きてきました(笑)。自分がイケイケの時は冷静な判断がなかなか出来ないものです。売り上げが伸びつつも、感覚だけで行動選択していると失敗も多くあります。それを放置してはいけません。

 

急成長をしている事業を行っている方に読んでほしい本が2冊あります。1冊目は『失敗の本質』です。この本は経営ではなく、歴史の本です。第二次世界大戦時の日本軍において、組織を率いていく人たちの判断ミスで取り返しがつかなくなるという内容が書かれています。これは経営に通じる部分があると思います。勢い任せでもうまくやって来られた人に、戒めとして歴史を学んでもらうのにとても良い本だと思います。

 

2冊目は『経営の定石の失敗学』です。こちらの本には実際の経営上の失敗事例がたくさん載っています。その失敗のどこに原因があったのかを分析している本で、こちらも取り返しのつかない失敗を避けるために必要なことを知ることができる本です。

 

失敗から学ぶことで、少し慎重に行動できるようになります。イケイケの時には冷静に物事を考えられない時がどうしてもあります。でもそれが取り返しのつかないことになっては全てが台無しです。なので、うまくいっている人にこそ失敗から学んでほしいです。

 

リーダーは臨機応変でありながら軸を持っているべき

リーダーとしてのあり方に困っている方もいらっしゃるかと思います。私も事業を始めてすぐの頃や、2年くらい前に離職が少し増えてしまった時はどうすれば良いかわかりませんでした。

 

世界には優秀なリーダーがたくさんいます。彼らがなぜ求心力があって成功することができたのかを学ぶことができるのが『なぜ、あなたリーダーなのか』です。この本では「ブレない」ことの重要性が説かれています。ただ、その「ブレない」べきなのは根っこの部分だけです。

 

この本の中には「リーダーはカメレオンであるべきだ」と書かれています。つまり、根っこの「ブレない」軸は持ちつつも、必要に応じてスピード感を持って判断するべきであるということです。朝令暮改という言葉はマイナスの意味で使われますが、必要に応じてその決断ができる必要があると私は思います。

 

また、『イルミネート:道を照らせ』もリーダーにオススメです。この本では、変革する時にリーダーがいかに振る舞うべきかが体系化されて書かれています。変革には多少の苦しみや反発がつきものです。そこでどのようにしてリーダーが組織全体の熱量を作り出すことができるか。そして、その変革をやり遂げるためにはどうするべきかを知ることができる本です。

 

リーダーによる決断は、大きな変化をもたらします。その変化を成功まで導くためには、臨機応変でありながらブレない軸を持っている必要があるのだと私は思います。

 

※インタビューをもとに作成
インタビュー:青木郷師、文章:高井涼史

Book List

失敗の本質―日本軍の組織論的研究』戸部 良一 (著), 寺本 義也 (著), 鎌田 伸一 (著), 杉之尾 孝生 (著), 村井 友秀 (著), 野中 郁次郎 (著) 中央公論新社

「経営の定石」の失敗学 傾く企業の驚くべき共通点』小林 忍 (著) ディスカヴァー・トゥエンティワン

なぜ、あなたがリーダーなのか[新版]――本物は「自分らしさ」を武器にする』ロブ ゴーフィー (著), ガレス ジョーンズ (著) 英治出版

イルミネート:道を照らせ。―変革を導くリーダーが持つべきストーリーテリング法』ナンシー・デュアルテ (著), パティ・サンチェス (著) ビー・エヌ・エヌ新社

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