”歴史を学び、革命を先導しろ”『鈴木寛』が語る必読書10冊 -前編-

業界のトップを走る「プロフェッショナル」が薦める本とは?東大・慶大の学生のソーシャルイノベーションを先導する鈴木寛氏。元文部副大臣でもある鈴木氏が現代に生きるビジネスマンに不可欠な公共哲学を鍛える本をご紹介する。【Professional Library】

 

1964年生まれ。兵庫県出身。東京大学教授、慶應義塾大学教授、社会創発塾塾長。Teach for All Global Board Member、元・文部科学副大臣、前・文部科学大臣補佐官、日本サッカー協会理事など。

1995年夏から通産省勤務をしながら、大学生などを集めた私塾「すずかんゼミ」を主宰し、現在に至る。

慶應義塾大学SFC助教を経て2001年参議院議員初当選。12年間国会議員在任中、文部科学副大臣を2期務めた。

2012年、一般社団法人社会創発塾を設立し、社会起業家の育成に力を入れる。

 

様々なプロジェクトで支える立場に

僕は挙げていくとキリがないくらいのプロジェクトに関わっています。直近ですと、ラグビーワールドカップ日本大会です。日本も勝ち上がっていて、非常に盛り上がっていますが、この大会は日本全国の12都市で行われています。このような規模で行われる大会では、現地でボランティアしていただける方々は大会の成功に不可欠な存在です。また、ボランティアをしない人でも、地域の方がどれだけ快く迎え入れてくれるのかというのは、この大会の成功において、非常に重要でした。

ラグビーワールドカップが開催されると決まった時点では、ラグビーというスポーツはやっと少しずつ認知されてきたくらいの状態です。僕は、文部科学大臣補佐官時代にワールドラグビーとの交渉のサポートをしていたこともあり、市民の方にも盛り上がってもらえるように、「ストリートラグビーアライアンス」という団体を立ち上げました。この団体は3対3で行うストリートラグビーを盛り上げる活動をしています。広いコートがなくてもラグビーができるため、ラグビーを身近に感じてもらう機会になったのではないかと思います。このような活動が、今のラグビーワールドカップへの関心を掘り起こすことに繋がったと感じています。

そのほかにも、ライフサイエンス業界のエコシステムの形成にも関わっています。バイオ系のベンチャーでイノベーションを起こしていくためにはスタートアップを支えるエコシステムが欠かせません。もともと薬の街だった日本橋に「ライフサイエンスイノベーションネットワークジャパン」(https://www.link-j.org/)という会社を作って、これまでほとんどなかった貸しラボを作りました。ベンチャーは大企業のようにラボを持てないため、こういう場のおかげで、オープンイノベーションできるようになってきている。現在では日本橋に約350社のライフサイエンスベンチャーが出来てきて、いい循環に入りつつあります。

このように、挙げていけばキリがないですが、本業としては東大や慶大で若い学生の指導を行っていて、私の教え子からたくさんのベンチャーやソーシャルアントレプレナーが生まれています。

最新情報をチェックしよう!