“仕組み作りが起業家の仕事” 『寺内正樹』が選ぶ経営者のための6冊 -後編-

業界のトップを走る「プロフェッショナル」が薦める本とは?読書をもっと面白くする実名ソーシャルリーディングアプリReadHubが、独自インタビューをお届けするReadHubTIMES。行政書士・社会保険労務士の視点から、起業家をコンサルティングする寺内正樹氏。寺内氏が「起業」を「企業」にするオススメの本をご紹介する。【Professional Library】

1974年、神奈川県出身。湘南高校、慶應義塾大学法学部卒業。
イベントディレクターを経て、2002年、28歳で行政書士事務所を開設。

誰にでも理解できる「絶対的なわかりやすさ」と自分自身の経験から培った「本音のコンサルティング」で、全国500社以上の起業家の独立開業、個人事業者の会社設立、中小企業経営者の事業化・組織化・仕組化を支援している。

2005年、お客様のニーズに、より幅広く応えるため、社会保険労務士の登録を行なう。
他士業・異業種との豊富なネットワークを構築する中で、多くの会社の「最初の相談窓口」としてのポジションを確立し、小さな「起業」から大きな「企業」に変化していくための戦略・戦術を伝え続けている。

2010年、株式会社シリウスを設立し、代表取締役に就任。
日本企業の海外進出をサポートし、日本の国際的地位の向上にも意識を向け続けている。

2018年より月・火星等、地球を超えて宇宙でのビジネス展開をサポートする事業も開始。

理念を軽視してはいけない

理念とは「会社がなんのためにあるか」という会社の存在意義そのものだと考えています。私も最初は、理念があるのとないので大きな差があるとは考えていませんでした。しかし、多くの企業をみている中でそこに大きな差があることが経験的にわかってきました。

特に利益を生み出すことが目的となっている経営者とその企業の従業員には総じて距離が空いてしまっています。よくある例が、社長だけ良い車に乗れるような生活をしていて、「会社のために頑張る」のが理想なのに、「社長のために頑張る」ような状況になってしまって誰もハッピーではなくなってしまう状況です。

もちろん、「こう言った方が良さそう」と周りからの見え方を気にして無理に考えるだけだったら、理念について触れる必要はないと思います。ですが、従業員も含めての一企業なので、あるかないかで差が出るということを踏まえて経営者は自分の考え方を言語化すると良いと思います。

 

起業家としての時間を作る

経営者であると同時に、「起業家」としての時間を作る必要があると私は考えています。経営者が現場に張りついてしまうことについて少し話しましたが(前編参照)、本当に経営者が行うべきことは何かという話です。

「仕組み作り」こそが経営者のすべき「起業家」としての仕事だと思います。

「仕組み作り」とは自分がいなくても会社が活動できるように整える環境を指します。つまり、仕組み作りに時間を使うことは短期的な利益について着目することではなく、将来の持続可能性のために時間を使うことなのです。

 

鈴木さんの成功』はストーリー形式で起業についてざっくり知ることのできる本です。特に売り上げについてフォーカスしている本で、起業に限らず新たな商品開発やサービスをはじめる際には読んでみてほしいです。

ターゲティングの重要性から選択と集中の重要性に繋がっていったり、ユニークセリングポジションについての正しい定義について触れていたりと、実践できる実用的な知識や考え方も豊富に書いてあるので、理解しやすいと思います。

 

また、実用性に特化したのとは反対にある、志を共有することによって生まれる同志的結合がいかに大きな結果を生み出すのかということを書いてある本として、『”極意”「多店舗展開」で絶対失敗しない法』をオススメしたいです。

「思いは手法の上流にある」「手法なき思いは無力である」という、テクニックだけで利益をあげようとする経営者にムチを入れてくれるような一冊なので、様々なビジネス書や自己啓発書で叫ばれている「メンタル」がなぜ大切なのかがあまり納得できていない人は読んでみるといいと思います。

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