ベンチャーキャピタリスト『和田圭祐』が選ぶ3冊。“読書は自分の考え方の土壌になって長く反芻されるもの”

業界のトップを走る「プロフェッショナル」が薦める本とは?読書をもっと面白くする実名ソーシャルリーディングアプリReadHubが、独自インタビューをお届けするReadHubTIMES。インキュベイトファンドのパートナーとして数々のスタートアップを支援している和田圭祐氏。和田氏が、ベンチャーキャピタリストとしての考え方と共に、厳選した3冊を紹介する。ベンチャーキャピタリストを目指す方は必見。【Professional Library】

2004年フューチャーベンチャーキャピタル入社、ベンチャー投資やM&A アドバイザリー業務、二人組合の組成管理業務に従事。

2006年サイバーエージェントへ入社し、国内ベンチャー投資、海外投資ファンド組成業務、海外投資業務に従事。

2007年シード期に特化したベンチャーキャピタル、セレネベンチャーパートナーズを独立開業。

 

ベンチャー投資の魅力

僕は新卒でベンチャー投資の道に進みましたが、自分にとってのベンチャー投資の最大の魅力は、起業家の壮大な挑戦に長期間伴走できることです。特に僕らのファンドは、基本的に創業間もないタイミングに投資するので、新しい事業ならではの不確実性も高く、社会の変化も予想しきれないのが現実です。

この仕事の一番の醍醐味は、そういう挑戦の過程の苦楽を共にしていけるところですし、起業家が描いている未来を正しく理解すること、そして、事業の可能性を信じ抜く覚悟を持って意思決定を行うことが、僕の仕事の重要な要素だと思っています。

 

投資しようと思うポイント

僕が、投資を判断する事業や創業者のポイントは三つあります。

一つ目は、掲げている世界観に共感できることです。もちろん理想論やアイデアだけではスタートアップは成功しませんので、実現に向けてのアプローチやロードマップへの納得感を持って応援したいと思えるかです。

二つ目は、経済合理性です。これは強調するまでもないかもしれませんが、事業に関与するすべてのステークホルダーにとって持続可能な事業構造が組み立てられそうかという点です。

三つ目は、信念に基づいて前に進む力を強く感じられることです。起業をするということは楽しいことばかりではありません。むしろうまくいかないことも日常茶飯事です。執念深い実行力が伴わないとスタートアップの成功には繋がらないと思っています。

これら三つを総合的に高いレベルで備えている起業家だと判断できれば投資します。

 

逆境下のレジリエンス

起業をすると、計画通りに行くことばかりではなく、不測の事態も起こります。むしろ思い通りにならないことの方が大半ですが、諦めずに前に進み続けることが大切です。このような逆境下のレジリエンスは、起業家にとって一番大切な推進力だと思うし、応援するサポーターの一員として僕自身も持ってないといけないと思っています。

起業家が未知の領域に挑む以上、心血を注いでも解決できない難易度の高い応用問題にぶつかることもあります。我々が力になれることは限られていますが、支援できるものがあれば何でもやりますし、直接的にできることがない状況でも、前を向いてファイティングポーズをとる起業家を敬意を持って応援する姿勢を大事にしたいです。

最新情報をチェックしよう!