ベンチャーキャピタリスト『和田圭祐』が選ぶ3冊。“読書は自分の考え方の土壌になって長く反芻されるもの”

読書は考え方の土壌になって永く反芻するもの

僕にとって、読書は自分の考え方の土壌になって永く反芻されるものです。今回選んだ3冊は記憶に残る本というか永く読める本を選ばせてもらっています。

 

仕事に寄せると、もちろんスタートアップに関する良書もたくさんありますし、実務的な意味で非常に学びは多いです。具体的なHow-Toだけが書かれている本もかなりありますが、すぐに陳腐化しそうなHow-Toが書かれている本は敬遠しています。一部が切りだされて、目立つエピソードやシンプルな方法論に視線が集まってしまいがちですが、記憶に残りやすくて語りやすい内容と、本当に従うべき原理原則は次元が違うと思っています。テクニック論も不要とは言いませんが、「××するための○つの方法~」のようなTipsはWebにも溢れているので、本にそういうナレッジは期待していません。

むしろ、エピソードベースの本の方が好きですが、1つ1つのエピソードが全く同じ状況で自分に起きるわけではありません。経営の方法論も、成長企業からそのまま導入できるベストプラクティスもありますが、今の時代に合わせ会社の環境に応じて自分たちなりの工夫をしないといけない部分もあります。両方が大事だと思います。その引き出しを増やすために本を読んでいます。

 

ベンチャーキャピタリストがこの3冊を選んだ意味

この3冊は自分ならではの職業観を色濃く反映した選書だと思います。もし、金融ビジネスとかベンチャー経営に直結する実務的な知識を習得したいのであれば、これらの本は対象外もしくは後回しで良いと思います。

ベンチャーキャピタリストは、起業家の描く未来に一緒に向かって、必要な資本を提供する仕事だと思っています。今回の3冊を選んだ背景にあるのは、自分なりのベンチャーキャピタルに対する職業観というか哲学だと思います。

もしベンチャーキャピタリストを志望される方がいれば、同じような考え方を共有できたら嬉しいです。

 

Book List

PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則』レイ・ダリオ (著) 日本経済新聞出版社

新装版 世に棲む日日 (1)』司馬 遼太郎  (著) 文藝春秋

銀行王 安田善次郎: 陰徳を積む』北 康利  (著) 新潮社

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