“未来を作れ。信は金なり。本質を突け。” 『山口揚平』が語る「貨幣の本質」とオススメの本

業界のトップを走る「プロフェッショナル」が薦める本とは?読書をもっと面白くする実名ソーシャルリーディングアプリReadHubが、独自インタビューをお届けするReadHubTIMES。コンサルティング会社で複数のM&A案件を担当し、その後独立。「シェアーズ」の事業売却を経て、今でも複数の事業の運営をコンサルティングする山口揚平氏。山口氏がこれまで見抜いてきた物事の「本質」を、オススメの本とともに余すことなくご紹介する。

早稲田大学政治経済学部卒。東京大学大学院修士(社会情報学修士)。

専門は、貨幣論、情報化社会論。1990年代より大手外資系コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わったあと30歳で独立・起業。

企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供する。2010年に同事業を売却。

現在は、コンサルティング会社をはじめ、複数の事業・会社を運営する傍ら、執筆・講演活動を行っている。専門は貨幣論・情報化社会論。

レバレッジポイントを見抜こうとした経験

私の現在の活動の軸は「事業創造」です。代表を務めるブルー・マーリン・パートナーズで、宇宙開発から、アニメや劇団まで、幅広い事業のアクセラレーションに携わっています。

1999年にコンサルティング会社に入社してから、しばらくはM&A業務に従事していました。M&A自体が日本で多く知られるようになったのは最近ですが、その頃の時間の濃度は尋常ではなかったです。

 

M&Aはやることの規模の大きさに対して、かけられる時間が少ないものです。そのため、「行動する」ことよりも「行動することを決める」ことの方が、重要度が高いわけです。

どうすれば生産性が上がるのか、とことん考えていました。

その経験から、企業の本質、すなわちレバレッジポイントは何かを見抜こうとする習慣がつきました。

 

とにかく「こなす」ことで鍛えた

本質を見抜くことは簡単ではありません。

近年インターネットで手軽に情報にリーチできますが、10年前には良い情報を集める手段は本しかありませんでした。

 

コンサル会社にいた頃、ちょうどAmazonが出てきました。本を買うことに関しては全て経費で落ちていたので、「経済の本質」とか「投資の本質」とかAmazonで「〇〇の本質」と検索しては全て購入し、年間1000冊くらいは「読みこなして」いました。

「読む」というよりは「こなす」。膨大な情報を浴びながら、効率的に本質を見極めることを意識していました。かなりハードでしたが、猛スピードで思考していました。

 

本質は世の中に求められていない

近頃テレビのコメンテーターとして、本質を見極める力を使うこともあります。その中で感じるのは、多くのニュースは氷山の一角として表面化した出来事を、取り上げるだけだということです。

若者の行動、芸能界の問題…。普通の人は、何故そういうことが起きるのか根本が理解できないので、その部分を多く話すようにはしています。ただ、話しすぎたり難しすぎたりして注意される場合があり、本質を捉えるということが求められていないのだと感じています。

最新情報をチェックしよう!