“未来を作れ。信は金なり。本質を突け。” 『山口揚平』が語る「貨幣の本質」とオススメの本

生命の本質は「関係」にあり

今まで時間を割いて考えてきたのは、「お金」についてでした。「シェアーズ」という個人投資家を支援するサービスを立ち上げ、売却した経験がありますが、その中では「お金とは」が大きなテーマでした。

現在は「生命とは」について考えています。結論から言えば、生命とは「関係」だと考えています。

 

近年、個人主義が注目されていました。しかし、私は「関係主義」こそ、次のパラダイムだと考えます。

例えば、おばあちゃんが亡くなって悲しく感じる理由は、おばあちゃんの肉体がなくなることではなく、おばあちゃんとの思い出やつながりが途絶えてしまうからこそ悲しい。つまり、おばあちゃんと自分の「関係」が主役で、それぞれの人間は脇役とも言える。

「生命」というテーマは大きく、長年考えてきました。1度で本質にたどりつくとは限りませんが、「本質は何か」と考え続けることで、だんだんと本質に近づきます。これは今でも活きている習慣ですね。

 

考えるクセは固定観念が崩れたときにつく

僕私が本質論について考えるようになったきっかけとなった本があります。それがムツゴロウの自伝三部作『青春記』 『結婚記』 『放浪記』です。ムツゴロウさんこと畑正憲さんの自伝を通して、何をとっても規格外なムツゴロウさんの人生を体感することができました。

ムツゴロウさんはとても頭が良く、中学生の頃には東大に入れるだけの頭を持っていました。恋愛に熱中しつつも、東大に入学。その後、作家を志すも、のちにノーベル文学賞を獲得する大江健三郎さんを見て、作家の道を諦め、麻雀に興じ、研究員、コピーライター…と持ち前の才能を生かして職を転々とします。そして、とうとう「ムツゴロウ王国を作る」という夢に出会い、活動を続けます。なかなかない人生ですよね。

この自伝を読んだとき、自分の中で固定観念が崩れました。それ以降は、固定概念を疑い、様々なことを考えるようになったのです。

今振り返ると、固定観念が崩れたこの機会が、私に物事を考えるクセを与えてくれたのだと思います。

 

とにかく全て読む

「人間の本質」というテーマに食らいついていた時期に読み、一番印象的だったのはマズローの『完全なる人間』『完全なる経営』です。欲求を段階に分けて理解する欲求五段階説が有名ですが、マズロー自身は「人間とは何か」という根本の部分を考えていた人でした。ちょうど自分にぴったりだったのです。

『完全なる人間』で触れられていたこととして、「安全欲求の優位性」があります。簡単に言うと、人間はリスクよりも安全を取る傾向にあることを指しているのですが、それをマズローは子どもの行動から帰納的に捉えています。

学術的に人間の本質を取り上げており当時の自分にとってはいい本でした。しかし、これはどんな人にもオススメできる本ではありません。人はそれぞれ、必要な本を自分で知覚するべきだと思っています。

 

「読書を何かに活用する」ではなく、仕事に関するテーマの本を、とにかく全て読む。自分にとって、ビビッとくる本をオンラインでも本屋でもいいので、買って読む。最初はざっくりした自己啓発本でもいいと思います。そこから、本質に近い内容へ徐々に成長していく。

すると、本質を見抜く目が養われ、良い人生を送れると思います。

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