小学3年生のように過ごす
知覚することについては前に触れたと思いますが、私は自然のリズムのようなより抽象的なものをリスペクトしつつも知覚できるように、生活改善を続けています。
20代の頃には自分のことしか考えていませんでしたが、より社会全体に意識を向けられるように、特定の分野に限らず様々なことを学んでいます。
例えるのであれば、「小学3年生」のように生きる。ひなたぼっこしたり、庭掃除をしたりしながら、自分で思考してみたことを本に書いてみて発信するという生活です。
固定観念に囚われるとやはり思考もできないので、本を読むという点ではアートに関する本を読んでみると良いと思います。特に『芸術とは何か 千住博が答える147の質問』は一見の価値ありです。
千住博さんという日本画家の方が、「美」を楽しみながら「芸術とは何か」「人間とは何か」という本質に近づいていく内容です。浴びるように読むことで、自分のこれまでの固定観念をとらえ直す機会になると思います。
これまで当たり前だった「貨幣」の形は、近年ダイナミックに変化しています。ですが、いつの時代も「貨幣」の本質は「信用」です。であれば、その信用をどのように勝ち取っていくかが重要です。
これからの時代に物事の本質を捉えられるように、ぜひ固定観念に囚われずに「考える」ようにしてください。
※インタビューをもとに作成
インタビュー:青木郷師、文章:高井涼史
Book List
『新しい時代のお金の教科書』 山口 揚平 (著) 筑摩書房
『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』 山口 揚平 (著) プレジデント社
『恩寵の扉が開くまで―フーマンとの出逢い』 フーマン エマミ (著) アルテ
『芸術とは何か 千住博が答える147の質問』 千住 博 (著) 祥伝社