クックパッド、ランサーズの成長を牽引した『山口豪志』が薦める7冊

現状と目的の差分を埋めるための手段として読書を使う

僕の読書の活用方法は大きく2つあります。

 

一つ目は、現状と目的の差分を埋めるための手段として書籍を使います。広報を専門的にやろうとした時は、広報の類書を3〜5冊斜め読みして、知識をインプットして、行動に移しました。知識と体験は異なりますが、無論両方必要であり、知識はマップに点を打ち、体験は点をつなぐもののイメージです。

初めは、知識の枝葉のようなものを書籍によって補い、業界によって異なるセオリーなどは書籍でインプットをしといた方が良いと思います。それによって先人達に助けてもらいながら、実際の行動の中で気づきを得て、一流になっていきます。既存の何かを始めるときは、類書をまとめ読みがすごくいいと思います。

 

二つ目は、セレンディピティです。つまり、意図せずに、興味関心の近しい類書を読んでいると気づきを得られるということです。自分の興味の幅を広げることによって、人生の豊かさを向上させます。個人的に好きな領域の本を読むことがオススメです。

例えば、僕は進化や生物、人類史とかが好きなので、ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』や、アルビン・トフラーの『富の未来』とかが好きです。ビジネス書は今の事象に対して、書かれることが多いですが、今の世の中の改良改善だけではなく、未来を再定義し、新しい世界を提案するベンチャー企業等のビジョナリーは、SFなどのアイデアが湧くようなものを読んだ方が良いと思います。

 

そのような本にどのように出会うかというと、映画監督の友達や尊敬している経営者の友達との本の会話の中で見つかることが多いです。自分とは違う感性を持っているなと思う人の読んでいる本はキャッチアップしたいと思います。

著書『0 to 100 会社を育てる戦略地図』では会社の進化のプロセスを伝えたい

これからはベンチャー企業の数や働く人の数が増えるので、ステークホルダーも増えます。そのようなベンチャーに関わる人たちに、会社の進化のプロセスを知っておいてほしいというメッセージがあります。どのようなトラブルがあるのか、それがどう起こるのかを知っておいてもらえると、いい意味でギャップが少なくなります。ベンチャーと一口に言っても、社員規模、ビジネスモデル、経営陣の成熟度により千差万別です。

 

その中で自分たちの会社のポジションをマッピングしていくと、どのフェーズにありそうだということがわかります。昔の自分はベンチャーと知らずにクックパッドにいきましたが、この本に書かれている内容を知っていれば、いい意味で期待値コントロールができたのではないかと思います。そのような事を伝えられたら良いなと思います。

 

BookList

経済ってそういうことだったのか会議』 佐藤 雅彦・竹中 平蔵/著

ビジョナリーカンパニー-飛躍の法則』 ジム・コリンズ/著 山岡 羊一/訳 日経BP

7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー/著 フランクリン・コヴィー・ジャパン/訳 キングベアー出版

起業家の本質』 ウィルソン・ハーレル/著 西川 潔/訳 英治出版

ビジネスモデルの教科書』  今枝昌宏/著 東洋経済新報社

銃・病原菌・鉄』 ジャレン・ダイアモンド/著 倉骨彰/訳 草思社

富の未来』 A・トフラー、H・トフラー/著 山岡洋一/訳 講談社

0 to 100 会社を育てる戦略地図』  山口豪志/著 ポプラ社

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